アメリカの結婚式に何回か参加したことがあります。
日本のそれと異なる点をご紹介します。
- 花嫁の父が費用を負担する
一番びっくりしたのがこれです。
一般的ではないですが、風習として、花嫁のお父様が費用を負担するらしいです。
かつて、アンドリュージャクソンが住んでいたHermitageという今では博物館になっている場所を貸切で行った結婚式に参加したことがありますが、その豪華な結婚式も新婦の父親が費用を負担したとのことです。
ちなみにアンドリュージャクソンは第7代目のアメリカ大統領です。
- BridesmaidとGroomsman
結婚式のサポート役、Bridesmaid(ブライズメイド)とGroomsman(グルームズマン)がいます。
新婦に就くサポート役をBridesmaid(ブライズメイド)。
新郎に就くサポート役をGroomsman(グルームズマン)で、それぞれ3人から6人くらいが平均的な感じです。
そのサポート役は、友人だったり、兄弟だったり様々ですが、基本的に新郎新婦がBridesmaid(ブライズメイド)とGroomsman(グルームズマン)を選びます。
このような感じで、同じようなドレスを着て出席するので、誰がブライズメイドかグルームズマンかは一目瞭然です。
ブライズメイドに選ばれただの、選ばれなかっただの、ドレスの色が気に入らないだの、様々な人間模様が浮かび上がります。
- Bachelor PartyとBachelorette Party
結婚前に新郎新婦がそれぞれ仲間と楽しむイベントをBachelor Party(バッチェラーパーティー)とBachelorette Party(バッチェロレッテパーティー)といいます。
Bachelor Party(バッチェラーパーティー)は男性側の集まり、Bachelorette Party(バッチェロレッテパーティー)は女性側の集まりです。
クラブに行ったり、ゴルフをしたり。
女性は皆んなでスパに行ったり、高級レストランに行ったりして、独身最後の楽しい時間を過ごします。
- Wedding Registry
ご祝儀のように、お金を包んでお渡しする習慣はありませんが、プレゼントを渡す習慣があります。
とても合理的なシステムです。
例えば、TargetやWalmart、Amazonなどのウェブサイトで、新郎新婦がWedding Registryを作成します。そのWedding Registryには、新郎新婦が新しい生活を始めるにあたり、必要なものがリストアップされています。
生活用品、家具、家電、様々です。
ゲストは、そのRegistryにアクセスして、自分の予算にあったプレゼントを選んで贈ることができるシステムです。
プレゼントはダブることもないですし、新郎新婦にとって必要なものが贈り物として届くわけです。
以上、ご紹介したのは、本当に一部の習慣です。
Court houseで誓いをするだけのパターンや、ラスベガスのようにドライブスルーもありますね。アメリカの結婚式は、本当に多種多様です。