心が軽くなる、ヘヨカのセカンドオピニオン

アメリカの視点を中心に、人間関係で悩んでいる人に、異なる視点でモノの見方をお伝えします。

Very Demure, Very Mindful (ベリーデミュア、ベリーマインドフル)

 

2024年、アメリカの流行語はDemureになりそうです。

 

forbesjapan.com

 

このDemureは、インフルエンサージュールズ・レブロンTikTokに投稿した動画から流行り始めた言葉です。

 

「Very Demure, Very Mindful」

とても控えめに、とてもマインドフルに。

 

Demureは控えめ、上品に、エレガントにシックにといった意味があります。

 

ジュールズの動画では、職場などのフォーマルな場所では派手なメイク、派手な服装はしない、ファッションショーに行くのではないから 、Very Demure, Very Mindfulにしましょ、と提唱しています。

 

ジュールズは、トランスジェンダー、ファッション/美容系のインフルエンサーです。

 

派手に着飾らなくてもいい、品の良い着回しがきくアイテムや、少しのメイクアイテムで、知的に、上品に魅せることができることを発信しています。

 

過剰消費に疲れて来た人たちの心を掴む内容ですね。

 

私もここ数年で心境の変化がありました。

以前はもっと綺麗にならなくちゃ、もっと着飾らなくちゃと思い、イメージコンサルタントさんに相談したことも。

 

イメージコンサルタントさんおすすめのコーディネートをいくつか揃えたり、化粧品も一新したり、その時は色々試しましたが、やはり自分で選ぶ洋服やメイクが一番しっくりきます。

 

これを買った方がいい、これを使った方がいい、といった考えに社会が疲れてきたのではないでしょうか。

シナモンガムでアレルギー:自分の観察眼がセカンドオピニオン

シナモンガム



ある日突然、口の中がただれて物が食べられなくなる症状が度々現れるようになりました。

腫れが引くまでは激痛で固形物が食べれず、お粥やアイスクリームで凌ぐ日々が続きました。

 

その症状は3、4日続いて自然と落ち着くものの、月に2回ほど繰り返し発生。

 

これはおかしいと感じ、歯医者さんの紹介で口腔外科を受診することにしました。

 

診察の結果は「自律神経失調症」。精神安定剤を処方されました。

 

当時、私は日本とアメリカを行き来する生活を送っていました。日常生活で特に大きな悩みやストレスは感じていませんでしたが、時差ぼけが原因なのかもしれないと勝手に納得していました。

 

確かに自律神経失調症は不規則な生活や睡眠不足でも引き起こされるそうです。でも私は移動日の翌日に24時間近く眠れるほどの快眠体質。そのあたりの心配は少なかったので、診断結果に納得したものの、多少の違和感がありました。

 

処方された精神安定剤がなくなって間もなく、また口内炎の症状が出現。薬の効果に疑問を感じ、再診は見送ることにしました。

 

そして次第に、これは何かのアレルギーではないかと考えるようになり、食べ物日記をつけ始めました。

 

すると、あることに気づいたのです。

 

私はシナモン味のガムが大好きで、アメリカへ行くたびに買い溜めしていました。そのガムを食べた翌日に必ず症状が出ていたのです。

 

まさかシナモン味のガムが原因だとは。

 

口腔外科の診断に違和感を覚え、自分の直感を信じて原因を探って良かったと思います。

 

大好きだったシナモン味のガムとは、このような形でお別れすることになりました。

(現在は年に1、2回程度に控えています。)

 

医師の診断よりも自分の観察眼が役立った、そんな体験でした。

ビットコインが2倍に: DOGEに任命されたイーロンマスク


大統領に選ばれたトランプですが、早速イーロンマスクとヴィヴェックラマスワミをDOGEに任命しました。

 

 

 

イーロンマスクはちょくちょくX上でトランプさんと対談していましたね。意気投合したのでしょう。

 

イーロンマスクは言わずもがな、テスラのCEOですね。

 

ヴィヴェックラマスワミは、今年の大統領選に立候補したものの、支持の伸び悩みで撤退、トランプを支持する表明をした人です。

FBIの廃止を公約に挙げていたなので、そんな事があるのかと驚いたのですが、あまり調べきれていないので、改めて人物調査をしてみたいと思います。

(マインドハンターファンの私にとってFBI廃止は衝撃的すぎます!)

 

DOGEとは

恒久的な行政機関ではなく、特定のミッションを持つタスクフォースに近い性格の組織です。

 

その目的は、次のとおりです。

  1. 支出削減 (Spending Cuts)
  2. 政府機関の改革 (Government Agency Reform)
  3. 透明性の確保 (Transparency Measures)

 

イーロンマスクはTwitterを買収して、6000人以上の大規模な人員削減を行いました。さらに、残った人員で同社が数年かけて取り組んでいた仕事を、あっという間に1年半で完了させたと言われています。

 

決断、行動が早いです。トランプ好みの行動力なのでしょうね。

 

こんな人材、トランプのリアリティー番組「アプレンティス」でもいませんでしたね。

 

「You are fired」でお馴染みの番組です。

 

この時期のトランプを知っている私含め私の周りも、トランプが大統領選挙に出ると知った時はジョークかと思ってましたよ。ごめんなさい!

 

en.wikipedia.org

 

さて、そのイーロンマスクですが、本日面白いイベントを行なっていました。

elonget.org

 

ビットコインをウェブサイト掲載のアドレスに送れば、イーロン(テスラ)がそれを2倍にして返してくれるというイベントです。

 

ちなみにこのイベントはYoutubeライブ配信されていましたが、その動画は今では削除されています。

 

トランプも、イーロンマスク、ヴィヴェックラマスワミも仮想通貨賛成派。

 

楽しい世の中になっていくと良いですね。

映画『Wicked』のマーケティングで起きた大失態

アリアナグランデ主演、映画『Wicked』の公開に向けて、アメリカ中が緑とピンクに染まっています。

小売大手のターゲットでは緑とピンクの商品が店頭を彩り、スターバックスでも同色をテーマにしたドリンクが展開されるなど、大規模なマーケティングキャンペーンが繰り広げられています。

 

 


この盛り上がりの中、玩具大手のマテル社が思わぬ失態を犯してしまいました。

マテル社はバービー人形で有名な会社です。

 

同社が発売した『Wicked』関連の人形商品において、パッケージに印刷されたウェブサイトのアドレスが、アダルトサイトへ誘導するものだったことが発覚したのです。

 

問題の人形はこちら

Wicked Fashion Dolls for Kids, Fans, and Collectors | Mattel

 

本来は映画の公式サイト「WickedMovie.com」へ誘導されるべきところ、18歳以上の年齢確認が必要なウェブサイトへリンクしていたことが、SNS上で報告されました。

 

これは子供のために人形を購入された保護者にとってはびっくりしますね。

 

調べてみたところ、wicked.com はポルノサイトで、おそらくこちらがリンク先になっていたのではと思います。

 

確かに紛らわしいですね。

 

マテル社は既に商品を購入した消費者に対し、パッケージを廃棄するか、問題のリンクを見えないようにすることを推奨しているそうです。

 

商品回収はしないようですね。

 

この映画『Wicked』は、トニー賞を受賞したブロードウェイミュージカルの映画化作品で、『オズの魔法使い』の前日譚として、ドロシーがオズの国に到着する前の物語が描かれます。

 

www.wickedmovie.com

ソマティック的な視点心と身体の不思議な関係

ソマティック


うさぎが天敵に追われた直後、何事もなかったかのようにけろっと草を食べている様子を見たことがありませんか?

 

野生動物は命の危機に直面した後でも、すぐに日常に戻れるのです。羨ましいですね。

 

要はトラウマとして残らないようです。

 

一方、私たち人間は「嫌な上司の顔を見ただけで胃が痛くなる」「義母の家に行く前から頭痛がする」といった経験をすることがありますね。

 

 

私の経験から

以前の職場でのこと、ある決まった時間になると頭痛がひどくなり、帰り道の電車の中でその頭痛が和らぐといった現象が毎日のように起こりました。

この現象が1ヶ月ほど続き、人間関係が耐えられない職場でもあったので転職したところ、その頭痛は自然と無くなりました。

 

この経験を通じて、私は体と心の関係について深く考えるようになりました。

 

なぜ職場というストレス環境で頭痛が起き、そこを離れると症状が消えるのか。そんな疑問を抱えていた時に出会ったのが、ソマティックという考え方でした。

 

ソマティック(Somatic)とは

ソマティックとは:
- ギリシャ語の「soma(身体)」に由来
- 「身体の」「身体に関する」という意味
- 心理学では「身体感覚の」「身体体験の」
- 身体を通じた体験や気づきを指す

 

心と身体は繋がっている

私の頭痛は単なる身体症状ではなく、ストレス環境に対する心と体からのメッセージだったのかもしれません。

 

心と身体で嫌な記憶を覚えてしまっていたのです。大なり小なりあると思いますが、トラウマですね。

 

 

なぜ動物と人間は違うのか

ソマティックの視点から見ると、人間と動物のストレス対処の違いが明確に見えてきます。うさぎは追われた直後でもケロッとして草を食べれる。私の場合は頭痛。。。この違いはなんなのでしょうね。

 

これがソマティック的な視点で説明できるのです。

 

動物の場合:シンプルな反応
1. 危険を感じる → 逃げる or 戦う
2. 危険が去る → 体の緊張を解放
3. すぐに普段の生活に戻る

 

人間の場合:複雑な反応
1. 危険を感じる → 「なぜ私だけが...」と考える
2. 過去の記憶と結びつける → 「前もこんなことが...」
3. 未来を不安視する → 「今度はどんな嫌なことが...」
4. 考えれば考えるほど、身体の緊張が抜けない

 

私の場合も、職場での人間関係に対して「なぜこんな状況になるのか」「いつまでこれが続くのか」と考え続けることで、本来なら自然に解消されるはずのストレスが、頭痛という形で蓄積されていったのかもしれません。

 

なぜ人間はストレスを抱えやすいのか

人間の特徴
1. 高度な思考能力
   - 状況を分析する
   - 意味を探そうとする
   - 過去と未来を結びつける

2. 記憶の複雑化
   - 嫌な経験を言葉で記録
   - 感情を重ねて記憶
   - 類似体験を結びつける

3. 社会的な制約
   - 「怒りを表に出してはいけない」
   - 「我慢するべき」という価値観
   - 感情や反応の抑制

 

動物から学ぶストレス解放のヒント

人間は思考が邪魔をするので、トラウマ解消に時間がかかります。

動物の思考は邪魔をしません。

とすると、動物の行動にはストレスを自然に解放できるヒントがあります。

 

1. 身体に注目する
   - 肩の力を抜く
   - 深い呼吸を意識する
   - 体の緊張に気づく

2. 今、この瞬間に戻る
   - 過去の心配は横に置く
   - 未来の不安は一旦保留
   - 現在の感覚に集中する

3. 自然な解放を許容する
   - 感情を抑え込まない
   - 体の反応を信頼する
   - 安全な場所で発散する

 

例えば、職場でストレスを感じたら、まずは自分の体の状態に注目してみましょう。肩が凝っていないか、呼吸が浅くなっていないか。そして少しでも安全な場所(トイレや休憩室など)で、深いため息をついたり、肩を回したり。それだけでも、蓄積されていくストレスを少しずつ解放できます。

 

考える力は素晴らしい力です。でも、人間の「考える力」は、時にストレスを複雑化させたりもしてしまうのです。なので動物のような自然な回復を妨げることがあります。

 

私の場合、すぐに意味を探そうとすること、執着することが大きな原因でしたね。

 

小さなことをいつまでも引きずっていたり、相手から蒸し返されたり。

 

でも、この考える力を他の視点にから使うことによって、意識的に体の声に耳を傾け、ストレスを手放す方法を学ぶこともできるのです。

 

私の場合、頭痛という体からのメッセージに気づき、環境を変えるという選択をしました。

今の環境に何か違和感を感じていたら、身体からのメッセージも確認してみて下さい。

「いじめられる方も悪い」と言われ続けた方へ 〜ヘヨカエンパスから学んだ真実〜

ヘヨカエンパス

私の周りには「いじめられる方も悪い」と言う人が一定数いました。SNSの普及により、この考えがガスライティングの手法であり、責任転嫁であることが明らかになってきましたね。

本当にいい時代になりました。

 

それでもまだ、「自分にも原因があるのでは」「もっと強くならないといけない」と自分を責め続けている方もいらっしゃるかもしれません。

 

そのような方へ、ヘヨカエンパスから学んだ真実をお伝えします。

 

1. 「いじめられる方も悪い」という言葉の本質

ヘヨカエンパスから学んだ最も重要な真実は、この言葉自体が加害者側の言い訳だということです。

- この言葉を使う人の多くは、自己愛性人格障害の特徴を持っています
- 他者を責めることで、自分の行動を正当化しようとします
- これは「被害者を責める」という典型的な加害者の手法です

 

2. なぜその言葉を信じてしまったのか

- 繊細で優しい心の持ち主だからこそ、相手の言葉を真摯に受け止めてしまいました
- 自分を疑い、改善しようとする誠実さがありました
- 相手の言葉を信じることで、状況が改善すると思い込まされていました

 

3. 「優しさ」は欠点ではない

- 人の気持ちがよく分かること
- 周りに合わせられること
- 相手の言葉を真摯に受け止められること

これらは決して欠点ではなく、むしろ素晴らしい才能です。

 

4. 加害者の言葉の裏にある真実

- 加害者は自分の非を認めたくないから、相手を責めます
- 「お前が悪い」と言う人は、自分の行動を正当化したいだけです
- これは典型的なガスライティングの手法です

 

5. 癒しへの第一歩

- まず、「自分は悪くない」と認識することから始まります
- 被害者である必要はありません
- 傷ついていい理由はどこにもないのです

 

6. これからの人間関係のために

- 自分を責める人との距離を取ることは健全です
- 気持ちを理解してくれる人は必ずいます
- 全ての人に理解してもらう必要はありません

 

7. アメリカの例から学ぶこと

アメリカでは、いじめ問題への対応が日本よりも進んでいます:
- いじめは人権侵害として認識されています
- 「Zero Tolerance Policy(いじめゼロ容認政策)」が多くの学校で採用されています
- 「被害者を責める」という考え方は、専門家から強く否定されています
- カウンセラーによるケア体制が充実しています

- いじめた側への法的責任追及が可能

 

一番の近しい人に理解してもらえないのは辛いことかもしれません。でも違和感を感じたら親でさえも距離をとる必要があります。

日本はまだ駆け込める場所が少ないかもしれませんが、自分を信じていれば必ず理解者が現れます。

 

相談と称して味方探しを求める心理


同じ問題を共有する知り合いがいました。

 

人伝に彼女が私と同じ問題を抱えていることを聞いていましたが、まずは自分の問題解決をすることが先決だと考えました。

問題解決に向けてコツコツとできることをすべて試し、一つずつクリアしていきました。

 

2年の歳月をかけ、ついにこの問題の終わりを迎え、心に余裕ができました。

 

そこで、友人に連絡を取り、彼女の近況を尋ねました。

彼女がメンタル的に苦しんでいると聞き、私の連絡先を伝えました。

 

私が試してきたことを彼女に共有することで、彼女も問題解決に近づけるのではないかと思ったからです。

 

彼女から連絡が来たとき、私は彼女自身が問題解決に向けてどのようなことをしてきたか尋ねました。自分の意見を押し付けたくなかったからです。

 

ところが、返ってきた答えは予想外のものでした。

「色んな人に相談した」

「でも、みんな味方になってくれない」

 

彼女の言葉から、問題を解決するというよりは、慰めてくれる人を求めていたのだと感じました。

 

この経験から、私と彼女は問題解決におけるアプローチが異なる事を認識しました。

 

<1. 私のアプローチ>

能動的な問題解決

- 自分で情報を集め、分析する

- 具体的な行動計画を立てる

- 一歩ずつ着実に進む

- 必要に応じて方法を修正する

 

<2. 彼女のアプローチ>

受動的な慰め探しアプローチ

- 多くの人に相談する

- 「味方」を求める

- 共感や慰めを期待する

- 具体的な行動よりも感情的サポートを重視する

 

心のサポートを求めるのも、味方を求めるのも、極限の状態では仕方ない事ですね。

 

ですが、相談とそれは全く異なると言うことを念頭において行動をする方が、問題解決に近づくと言う事を確信しました。

 

私の友人の経験から学んだ重要な教訓:

1. 「相談」と「慰め探し」は異なる。相談は問題解決のための情報収集。慰め探しは感情的サポートを求めること。

2. 問題解決には、感情的サポートも大切ですが、それだけでは不十分。具体的な行動が必要。

3. 「味方」を探すよりも、客観的なアドバイスを与えてくれる人を見つけることが重要。

4. 自分で考え、判断し、行動する力を養うことが、長期的な成功につながる。

 

彼女には同情するのではなく、私が今までトライしてきた解決策を伝えました。

彼女にとって冷酷な人間かと思われたかもしれません。しかし、この経験を通じて、悩んでいる人に対してどのようにサポートすべきか深く考えさせられました。

 

自分に降りかかる問題は、各人に固有の経験や能力に合わせて自分で解決していくようにカスタマイズされているようにも感じました。

 

結局のところ、自分で決断し、行動しなければならないことを改めて認識した出来事でした。