映画「Joker」の主人公、ジョーカー役で有名なJoaquin Phoenix(ホアキンフェニックス)。
宣教師である両親のもと、プエルトリコで生まれました。
宣教師といっても、”Children of God”というカルト宗教の宣教師です。
”Children of God”はDavid Bergが1986年に立ち上げたキリスト教系新興宗教。
児童虐待や、性を強調した信者獲得方法が問題となったカルトです。
現在はファミリーインターナショナルという名前に変わって活動しています。
オウム真理教がアレフやひかりの輪となって現在も活動しているのと同じですね。
カルトは名前を変えて、同じ事を繰り返し行います。次の世代が騙されないように注意喚起が必要ですね。 マルチ商法も同じです。
話をホアキンに戻します。
ホアキンは5人兄弟の3番目。この5人兄弟も、勧誘活動のツールとして教団から扱われていました。ホアキンが3歳の時に両親はカルトの洗脳から解放され、カリフォルニアに移住します。この時に一家は、Bottomという名字からPhenixに変更しています。
5人とも子役から芸能界へと進みます。
当初一番最初に有名になったのは彼のお兄さんであるRiver Phoenix(リバーフェニックス)。16歳でStand by meという名作映画の主演となり世界的に知られる俳優となりました。
ホアキンが19歳のハロウィーンの日、兄弟達とカリフォルニアのナイトクラブで遊んでいた時に悲劇は起こります。兄のリバーがドラッグのオーバードースで亡くなります。
そのナイトクラブは The Viper Roomという当初Jonny Deppが経営していたクラブです。
(現在経営者は変更されています)
その電話のやりとりがマスコミに公開されてしまい、そのせいで芸能界から離れていた時期がありました。
ちなみに兄リバーは亡くなる数日前から友人たちとコカイン、ヘロインの薬物を使用していました。その友人というのが、Red Hot Chili Peppersのジョンフルシャンテ。
兄リバーが救急車で運ばれる際に病院まで付き添ったのが、Red Hot Chili Peppersのフリー。
後にRed Hot Chili Peppersは、リバーへのトリビュートソング「Transcending」を発表しています。
一時期は俳優のから離れていたものの、徐々に活躍の幅を広げたホアキンは、2019年にパートナーのRooney Maraと婚約します。ちょうどJokerが公開された年ですね。
2020年にはパートナーとの間に生まれてきた男の子に亡くなった兄にちなんでリバーという名前をつけました。