Webster's Words of the Year です。
どちらかというと、流行語というよりは、検索件数の多かった言葉というニュアンスで決まるようです。
それでは、2023年から遡ってみていきましょう。
- 2023年は「Authentic」
最近では日本でも、カタカナ英語で使う人が増えましたね。
偽物でない、本物という意味です。
料理で使われる場面が多い印象ですね。
例えば、日本で食べるメキシコ料理がAuthenticであるかないかとか。
あそこのお店で食べるギリシャ料理はAuthenticだ、とか。。。
一方、人にも使われる場合があります。
偽りがなく、自分自身を生きている人、という意味になります。
歌手のTaylor Swiftが、Authentic Voice、Authentic self など言われていますね。
彼女の作詞する歌からも、Authentic Selfなのが伝わってきます。
- 2022年は「Gaslighting」
こちらはまだ、日本ではあまり知られていない概念ではないでしょうか。
直訳すると、”ガス灯”ですが、自分の利益のために、人を騙したりする行為の事を言います。
語源は映画のタイトルから来ているようです。
夫が様々な小細工をして、妻がそれに気づくと、夫は彼女の勘違いだ、と言い張ります。 次第に妻の気が狂っていく様が描かれた映画とのこと。
ガスライティングという言葉を単純に、人を騙す行為として使う人もいますが、実はもっと根深い意味があります。
長期間にわたり、人を心理的に操作して、人の考えや認識、記憶を疑わせることをガスライティングと言い、ガスライティングの被害を受けた人は、混乱や自尊心の喪失、精神が不安定になります。
モラハラ、パワハラ、毒親などの支配関係にもガスライティングを見かける事があります。
日本でも、この言葉が広く知られるようになると、支配関係に気づく人が出てきて、そこから抜け出せる可能性も高くなるのではと思います。
- 2021年は「Vaccine」
これは当然ですね。ワクチンです。
アメリカでは2020年の12月からワクチン接種が始まりました。
細菌やウイルスに対する免疫を作るための薬です。
- 2020年は「Pandemic」
こちらも当然と言えば当然ですね。パンデミックです。
感染症や伝染病などが世界的に大流行して、多くの感染者が出ることを言います。
世の中が現れているというか、人々の考えが表れている Words of the year ですね。